
これまでずっと、なんとはなしにフキの採取は敬遠してきました。
実家の庭がツワブキの群生地ということもあり、「フキよりツワブキのほうか美味しい」というよく分からないプライドもどきの感情もあったように思います。
最近、それが確固たる根拠もない気分的な先入観だったことを知り、カルチャーショックを受けました。
前原の親戚のすすめでフキを採って料理してみて、その偉大なる魅力に脱帽せずにはいられなかったのです。
まず一番は、皮剥きの簡単さ。


ツワブキはとにかくこれが厄介ですが、フキは小さなものは皮を剥かなくてもキャラブキにすればOKです。
大きなものでも、折りながら繊維だけ取ればいいので、ツワブキに比べると驚くほど簡単。
大量にあってビビっていても、拍子抜けするほどすぐに処理が終わります。
そして、処理が終わったときの指の色が全然違います。
ツワブキの場合は一週間くらい茶色のアクが手から消えませんが、フキは三日くらいで消えます。
スーパーでお釣りをもらうとき、ツワブキ処理後の手を出すとギョッとされますが、フキの処理後は人によっては気づかれないレベルです。


で、味のほうですが、これも文句なしに美味いです。
ツワブキより劣るイメージしかなかったのですが、いやいや、全然引けをとっていません。
ちょうど奄美大島から仕入れていた無農薬サトウキビのざらめ糖があったので、それを使って煮付けにすると、もう美味すぎて完全にノックアウトされました。
料理方法は、
@繊維を取る
↓
A15分湯がいてアクを取る
↓
B流水で洗う
↓
C鍋に油を敷き、フキを軽く炒める
↓
D醤油、ざらめ糖、みりんを適量加えて煮る
↓
Eかつおぶしを加えて一煮立ちさせて、でき上がり
と本当に簡単。
家族や連休に遊びに来たお客さんたちは、みんなこのフキの虜になりましたよ。
味もさることながら、漢方では、せき止め、健胃、浄血、毒消しなどの薬効食材として、古くから活用されていたようです。
見れば分かる通りに食物繊維が豊富だから、便秘解消にも抜群です。

フキよ、俺が悪かった。
まったく君を見くびっていたよ。
実に君は素晴らしい。
どこでも採れて、処理が簡単で、格別に美味い。
三拍子揃って最高だ♪

注)これまでフキを追い求めてきた中で、「成長力のあるフキ=斜面」の法則に行き着きました。
フキを採るなら、平地よりも排気ガスの影響のない山奥の斜面がオススメです。
九州でも標高がそこそこある場所ではこれからが最盛期なので、今季の採取チャンスは十分にありますぞ!
我家のフキ偏愛生活は、これからもしばらく続きそうです。
posted by ヘッポコ豊田 at 00:34|
Comment(8)
|
山菜採り
|

|